
もしかして私の職場、ブラック…?
あなたもこう思った経験、ありませんか?
3K(きつい・汚い・危険)ともいわれる看護師の仕事。
ブラックな環境で仕事をされている看護師の方も多いはず。



私も新卒で就職した病院がブラック病院でした。それを当たり前だと勘違い…
しかし、転職を経てそれは当たり前ではないことを痛感。衝撃を受けました。
そこで今回は、実体験をもとにブラック病院あるあるを5つ紹介します。
- ブラック病院で働いている
- ブラック病院から抜け出したい
- あるあるネタを読むのが好き
ブラック病院あるある5選
残業が当たり前の空気
- 情報収集や点滴準備のためサービス前残業
- 勤務時間中に記録をする暇がなく残業
- 日勤で出勤したはずが深夜勤に出会う
- 今月定時で帰れた日、1日でもあった…?
「ブラック企業」の代名詞でもある残業の多さはブラック病院も同じです。
そしてそれを繰り返すことで、残業が当たり前という空気が流れます。



えっ今日いつもより帰るの早いね!嬉しい!(尚1時間半残業後の会話)
この空気の中に新人さんがやってくる→先輩が帰らないなら帰りにくいな…→そしてループが完成
これで立派なブラック病院の完成です。
残業が多くてもしっかりと時間外手当がつけばまだ救われるのですが、
- 入職後半年は時間外を申請できない
- 先輩が時間外を申請しないと後輩は申請できない(新人時代)
- 時間外をした理由を上司が認めないと申請が却下される(記録などはNG)
など私の働いていた病院では謎ルールが多すぎて、サービス残業になったことも数えきれないほど…
残業が多すぎると毎日ヘトヘト、自分の時間が取れず楽しみも奪われていきます。
たとえお給料が良くなっても、ストレスで衝動買いばかりしていました。
忙しく走り回っている
とにかく走り回ります。
- 鳴り止まないナースコール
- 呼吸器や心電図モニターのアラーム
- 突然の入院
- 突然の手術
- ドクターからの指示
- 検査の送り迎え
もちろん配属された病棟にもよりますが、ばたばたと走り回る毎日…
休憩や仮眠がろくにとれず、体力な回復しないまま業務を走り抜けます。
自分のトイレを我慢した結果膀胱炎を繰り返すことも。中には尿取りパットをあてながら仕事していた先輩もいました。
予測できない業務が立て続けに起こることで忙しくなることもありますが、
慢性的な人不足はもちろん、業務が煩雑すぎることも原因ですね。



私の勤めていた病院は「チェック項目」が多すぎました。
チェックしてもアクシデントが発生→じゃあチェックのチェックを作ろう。
それでもアクシデントが起きる→じゃあチェックのチェックのチェ(以下略)
高圧的・理不尽なスタッフがいる
- 新人や特定のスタッフをいじめ・パワハラで追い詰める
- 自分のミスを認めない
- 常に上から目線で意見を聞いてくれない
- 理不尽なことで怒りをぶつけてくる
女性が多い職場であることが関係しているのか、上記のようなことが割と日常茶飯事です。
命を預かる現場とはいえ、異常にピリピリしており雰囲気はもちろん悪くなる一方。
患者さんのために仕事しているはずなのに、先輩に嫌われないように頑張らないとと思うこともしばしば。
私は誰のために働いているんだろう?と悩む人も多いと思います。



新人の頃は、お局看護師に嫌われないように振る舞うのに必死…
有給休暇が取得できない
- シフトに勝手に有給が入れられている(公休日や夜勤の兼ね合いで)
- 退職時の有給休暇は「そんなに休みをあげられない」と却下される
- もちろん買い取りという制度もなくそのまま流れる
会社勤めの友人に話すとびっくりされるのが有給休暇に対しての考え方。
自分から希望してとったことは1度もありません。体調不良で休んだ時に使われるんだな〜程度の認識。



看護師にとって有給休暇は勝手に使われるものでした。
自分もブラック病院に染まる
最初にも言いましたが、自分の職場がブラックなんだという意識がどんどん欠如していきます。
- 同じ病院の同期と話しても傷の舐め合い
- 違う病院の友達と話しても新たなブラック病院エピソードが出てくる
「どこも一緒なら、今の職場で我慢するしかない」と思ってしまうのです。
これで完璧な社畜の出来上がりです。
今、ブラック病院で働くあなたへ





けっこう当てはまったけど…どうすればいい?
まずは心の安寧を第一に考えましょう。
実際に看護師として入職後すぐや、しばらく働き続けて労働環境に耐えられず退職された方を何人も見てきて…
誰かのために何かをするよりもまず自分を一番大切にしてほしいと声を大にして言います。
実際に私もブラック病院に4年間勤めた中で「あれ、今の自分やばいかも」と思った経験は何度もあります。
そして御礼奉公終了のタイミングで「今の病院とはおさらばだ!」と転職を決意しました。
転職しようか迷っている方の中には、
それ以上に学びがあるし楽しいから今の職場で仕事を続けたい!という方も、
いやいやこんな職場早く辞めて転職したい!という方もいるはず。
実体験からお答えすると、転職活動をすることで周りの世界を見渡すことはとても重要。
実際に転職まで至らないにせよ、自分の「当たり前の概念」はある程度崩れることが予想されるからです。
最終的にはあなたの人生。自分の納得いく方向に進むことが一番大切です。



このブログを通じて、様々な選択肢があることを知って頂けると嬉しいです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
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